最後に行きたいところ。に書いた一箇所が制覇された。
今週は、日本から まっちゃん (今回で訪問4回目)が来てくれていたので、皆でお出掛けしたのだ。
なんだかんだで、家を出たのは12時近くなってしまったけど、Helsingborgからフェリーを使えば、一時間程度で行けるのだ。閉館の時間が何時だったか、記憶があいまいで心配になったけど、Louisiana MuseumのCafeでランチをとっても十分ゆっくりできるはず。このLouisianaのCafeは、とっても良い。何が良いって、眺めが良い。ヤコブセンやポールセンに囲まれて、海にせり出さんばかりのテラスっちゅうか、バルコンっちゅうか、そんな造りのスペースで雰囲気が良い。 でも、家族連れも多くって、気取らない。 結構メシもウマい。当然デンマークだけに、ビール・ワインは飲み放題だ。
N? あそこにあった椅子とか、照明 みた?
きっと、近所の人は年間会員になってランチだけとりに来る人もいるのだろう。そういう事ができたら、なんとなく豊かに感じるに違いない。
今回の特別展示は映画生誕100年と聞いていた。Nは映画がとても好きなので、是非とも帰国前に見に行きたかったそうだ。僕は、映画は好きだけれど、それよりも BØRNEHUS という、子供向けのコーナーに興味があった。ここは、ネット曰く どうやら子供向けの体験コーナーであるらしかったので、是非ともお兄ちゃんを連れて行きたかったのだ。実際、こういう設備は非常に良いと思う。子供に体験をさせている間に、オトナは静かに作品の鑑賞ができる。子供が全部の展示を集中してみることができることなど、難しいわけで、やれ「走るな」だの「騒ぐな」だのガミガミいうよりも、むしろ、体験コーナーでいろいろなことを「遊びながら」習得し、転じてなんとなく美術に興味がでれば、その方が良いと思うからだ。
そんな訳で、美味しいワイン+ブランチの後は、お兄ちゃんとBØRNEHUSに直行した。入り口を入るといきなり画用紙とペンを見つけて嬉々とするお兄ちゃん。さっそく、なにやら書いているが、よくみると下へと続く階段がある。Nとまっちゃんが見に行ってくれて、話を聞くと、全部で3階あって、ひとつ下が レゴ コーナー。(さすがデンマーク!) 一番下の階が、粘土細工と工作だという。しかも、オトナはここでコーヒーをすすれるらしい。せっかくなので、粘土細工から始めることにした。
階下におりて、まず驚いたのが 備え付けのエプロン。 備え付けのテーブル・椅子は絵の具だらけ。こういうところが非常に外国らしい。自分もそうなのだが、ゼッタイ日本なら、かなりきれいにされているに違いない。というか、こういう風に汚れるから、こういう施設をつくらないにちがいない。エプロンも当然絵の具だらけ。そのエプロンを着せて、粘土をコネコネ。パパも夢中で、作品をつくる。りゅうへいくんは、「お団子をつくる機械」なるものをつくってご満悦だ。(面白い発想だと思いますよ)ちなみに、この粘土コーナーは、厚紙の台紙に針金を通して骨格を作ってつくるやり方というのの体験らしく、お姉さんが親切に方法を教えてくれた。 絵の具もあって、彩色して完了。(ちなみにパパは、さっき見たオブジェに刺激されて、「波間で叫ぶ男」なるものを作ってみた。
さてさて、パパがこれらの作品を乾燥棚に移動して、りゅうへいくんの絵の具だらけの手をあらって、お次は工作だ。どうやら、決まった時間からInstruction付きのクラスがあるようだが、時間を外した様子で残念! でもそれは気にしないことにして、針金やらなにやら色々あるマテリアルを使って工作開始。よく見ると、皆が使っている糊が面白い。なにやら、半田ごてみたいなのだ。どうやら、よく見ると段ボール箱を組み立てる時に使う接着剤の様子。へー、こんなのはじめてみた。
周囲を見てみると、今日の体験者たちが残した作品がたくさん並んでいる。 明らかに、そういう教育を受けたであろう人が作った、おもわず家に置きたくなるようなオブジェたち。子供の作品も、独創的なもの、そういうオトナに刺激を受けたであろうもの。どれもコレも、とてもキレイ。写真を見せたいところだが、なぜだか、どうして、今日に限ってカメラを忘れてしまったのだ。
さてさて、りゅうへいくんはどんなものを作るのやら。しかし、お兄ちゃんに糊などの説明を一通りして、気がついてみると、また自分が夢中になっていた。
パパの作品。 「鳥の巣」 ポイントは、ドンペリのラベル。っていうか、意味不明だ。
なんだか、コレを作り終えて一人悦に入っていると、お兄ちゃんもできてきた様子。しかし、何をどうしたらよいのか良く分からなかったらしくて、本人も???というできばえだった。 でも、ここでパパのを見た瞬間に、何かがひらめいたらしい。気がつけば、横で まっちゃんも とっとこハム太郎とドラエモンを作っている。しかも、ミョ~に上手い。 りゅうへい君も、周りのやっていることをお手本に、自分の作品を更に加工し始めた。
一通り鑑賞を終えたNが、ゼッタイ僕が空きそうなものがあるという。(ポップ系) だので、是非見てきたらと勧めてくれる。正直、もう干渉しなくてもいいやと思ってもいたのだが、ポップと聞いては見ないわけには行かない。実はもう1つの展示が Modern Artのオブジェだったのだ。それにあわせるかのように、Andy WarholのMao様もあった。生でMaoを見えるとは、非常に感激だ。他にも、好きな絵が一杯。これって、幸せです。
別に、何を勉強したわけでもないので、細かいことは知りませんが、好きなものは空きなのです。 そのほかには、ピカソのスケッチが、とても印象に残った。スケッチそのものも、非常に良かったのだが、そこに書かれた作成日とピカソのサインが、またまた素晴らしい。 絵の中に、その一部として書かれていて、その中に溶け込んでいるようであって、はっきりと読める。本物を見るというのは、やはり良いことなのだと思います。
N? ブリキで作った巨大な飛行機のオブジェがあったでしょ? あの飛行機の翼の中に 人間の歯 が使ってあったの気づいた?
そんな束の間の幸せ体験を終えて、再び皆と合流すると、なにやらお兄ちゃんが新しい作品を抱えている。
お兄ちゃん作。これは、パパが作ったくもの巣状の部分をまねて、みようみまねで、全く人の手を借りずに作ったそうだ。この人は、手が器用だなあと思うことが良くある。しかも、結構慎重だ。これは、先述の 「糊」を上手く使って、糸を引いた状態をつくって、逐一巻いてゆくのだ。実際、けっこう難しいと思う。
そんな訳で、親子工作体験となった1日。こういうことをもっとやらせてあげたいと思います。
話は変わるけど、30過ぎて一番思うことは、もっと勉強しておけばよかった。ということ。美術も、歴史も、数学も、理科(物理・科学・化学)もだ。 こういうことの基礎を理解しておくとは、ぜったい人生を豊かにすると、今更ながら思うのだ。 絵画にしても、ざーっとその絵を書いた人。その人がいた時代的背景。そんなものを知っているだけで、旅や人生が豊かになると思うのだ。
ババにとっても忘れられない場所のひとつです。
ジャコメッティが有ったよねぇ! それにあのテラスから見た海ではしゃぐ少女達の姿も昨日の事みたいに思い出します。 又行きたいくらい。
お兄ちゃん(赤ちゃんもだけど?)楽しい思い出いっぱい出来たね~
こういうことから、モノゴト始まるのでは無いか知らん。
見た見た。大大大好きでしょ?っていうかあのカフェ持って帰りたかったでしょ~?
>N? ブリキで作った巨大な飛行機のオブジェがあったでしょ? あの飛行機の翼の中に 人間の歯 が使ってあったの気づいた?
気づかなかったよ~ だってあのヘンでNAOYAMANがぐずってドキドキしながら通り過ぎちゃったんだよね~。
りゅうりゅうは、「パパの作ったやちゅ」の方が自分よりずっとじょうずだと思う!としきりに言ってるんだよね。
ワタシはなんだかずーっと楽しくてしょうがなかった! ステキなカフェで美味しいランチを食べて、(しかも子連れを気にする事のない場所だったし)りゅうりゅうを静かに歩かせる事に注力して気づかれする事もなく(彼は彼で貴重な体験が出来てラッキーだよね)、KEITH TYSON のアートはすっごく楽しくて、もう一度じっくり見たいし、まっちゃんは相変わらずだし~!!!