南イタリア

南イタリアってなんとなくイメージはわくが、具体的な地理で行くとどこを指すのだろう？

ローマ以南だとしたら、すこし定義は広い気がします。 ナポリ以南といったら、結構しっくりきますが、行きたいところは、いわゆるブーツの「かかと」と「つま先」の部分で、その辺をゆっくり回ってみたいのです。 この前行き損ねた、アルベロッロはかかとだね。つま先はCALABRIA州、かかとは PUGLIA州、そんでもって土踏まずてきなところはBASILICATA州というらしい。

かかとは、とんがり屋根が有名なアルベロッロにいってみたい。あとは塩野七生の本で読んだ、古代からの軍港とターラントにいってみたい。 土踏まずの辺りには、Materaという都市があるらしく、ここにはSassiという洞窟住居があって、それが世界遺産になっている様子。　非常に行ってみたい。それにパンが独特なのだとか。訪れた日には、きっと海鮮料理、柑橘類のリキュール（やっぱしＬｅｍｏｎｃｈｅｌｌｏかな）、おいしいワインが待っているに違いない。

 

また、シチリアが丁度そうであるように、このエリアは、古くはギリシャ文化、イスラム文化との接点（交流も戦争も）があったはず。その影響の受け方によって、たとえばシチリアの西に行くとクスクスを食べるといったような、それぞれ独特の面白さがあるに違いないのだ。（シチリアの最西端まで行くと、アフリカ大陸まで数百キロなのだ）

 

つま先は、どうなんだろう？良くわからんが、海岸線が美しいに違いない。ナポリ以南の海岸線はとてもきれいだと聞いたことがある。前回ナポリに行く為の準備用に買った本で「イタリア魅惑のビーチ」という本がある。この本、ぶっちゃけ おススメだ。 何がすごいって、写真が綺麗である。しかも、テーマがマニアックだ。本当にビーチのことしか書いてない。夏にシチリアに行った時にも役に立った。しかしカーラロッサは、本当に綺麗だったな。

たしか、「Repley（リプリー）」（原作 太陽がいっぱい）というジュード ロウが主演の映画のロケ地は南イタリアの海岸線でなかったか？（と、思ったら、本当はイスキア島なんだって→すんごいリンク）。浜辺ギリギリまで、崖や急斜面がつづく独特の地形。狭い砂浜。乾いた印象を与える木々や植物と、地表に点々と続く家々、町並みはほんとに綺麗です。その斜面を縫うクネクネの細い坂道を、ベスパやチンクエチェントが未だに現役で走り回る様子は、たとえ車が新しいものであったとしても、まるで時が止まったかのような印象をあたえます。

 

アマルフィをドライブした時は、細くてクネクネの道をすごい勢いで飛ばし屋のバイクやちっちゃなFiatが追い抜いていったかと思うと、大型バス同士がすれ違うことができずに渋滞してたりして、みんなビービー　クラクションを鳴らしているのは、まさにイタリアという感じです。

 

世界がどうなろうとも、ここだけは独特の時間が流れている感じがする。というか、人々はあえてそうしていて、また、そうすることに誇りを持っているような気がします。こうした経験をするたび、自分はどういうふうにありたいのか、なにが「あるべき姿」なのか考えてしまいます。とまあ、思いはいろいろあるが、その辺は割愛。

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やっぱり、行くなら初夏か晩夏がいいな。すこし空いていて、安そうだ。でも、日本からのアクセスは大変だね。どっかで経由して州都に入ってレンタカーするか。それともローマからドライブするのか・・・ 二週間は必要だね。

 

Ｎ？ 現実的にはスケジュールするのは大変そうかもね。でも、候補に入れておいてもいいでしょ？

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